ラベンダードライフラワーが製品になるまで

スタッフ紹介

番屋智恵子さん。ファームで働き始めて30年以上のベテランスタッフです。
毎朝「おはよう!」と元気な声をかけてくれる、笑顔の素敵な女性です。
彼女の仕事は、ドライフラワーになったラベンダーの花束作り。
園内で販売しているほとんどを彼女が作っています。
ラベンダーが花束として製品になるまでを、順を追って紹介していきます。

スタッフの番屋智恵子さん

乾燥が終わり、ドライフラワーとなったラベンダーは埃との戦い。ガスマスクをつけて作業を進めるスタッフ。

埃との戦い

7月、ラベンダーの紫色が濃さを増してきたころ、フィールドスタッフの手によってラベンダーの刈り取りが始まります。
ドライフラワーにするなら、2〜3分咲きの頃が適期です。鎌で1株1株ていねいに刈り取られたラベンダーは、すぐに適当な束にしてから乾燥機の中へ。
乾燥が終わり、ドライフラワーになったラベンダーが番屋さんの元に届けられ、花束作りスタートです。ここからは埃との戦い。
ガスマスクのようなマスクを付けて挑みます。箱からラベンダーの束をバサッと机に並べ、作業開始。

これぞ職人技

ラベンダー以外のゴミをふるって取り除いています。

最初に、ていねいかつスピーディにラベンダーのゴミや状態の悪い部分を取り除き、花の高さをある程度揃えます。次に、花束の大きさ(S・M・Lサイズ)に合わせて束を作っていきますが、長年の経験により、測らずとも一発で規定のサイズが作れます。茎の長さを微妙に調整して切り揃え、最後に輪ゴムで束ねて花束の完成です。

ゴミや状態の悪い部分を取り除き、鼻の高さもある程度揃えておきます。そして、これぞ職人技!測らずとも一発で規定のサイズが作られます。

まとめたドライフラワーの束をラップに入れ、シールを貼り、リボンを結び、完成です。

しかし、このままでは店頭に並べることはできません。ラップに入れ、シールを貼り、リボンを結び、完成です。番屋さんはSサイズで1束1分弱、Lサイズでも3分ほどで仕上げます。他のスタッフでは2倍以上の時間がかかるこの工程を、目にも鮮やかな手つきで、テンポ良くこなす様は思わず見入ってしまうほどです。頭で考えずとも、手が自然と動くのだそうです。
 彼女の仕事場は、花人の畑が見渡せる場所にあります。春から秋まで、季節の移り変わりを眺めることができる素敵な職場です。窓から香るラベンダーに、お客さまも思わず声をかけてくれるそうで、忙しい合間にもお客さまと会話ができることが楽しみであり、また、なにより自分の作った製品をお客さまが買ってくれることが嬉しいとも。

完成したドラベンダーライフラワーです。一つ一つ愛情をこめて丁寧に作られています。

ラベンダーのドライフラワーはドライフラワーの舎花人の舎などでお買い求めいただけます。

通信販売も行っております。
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