園芸講座 | 春の管理方法について

春(桜の咲く頃)は植え替えや挿し木、肥料を与えるのに適した季節です。

ラベンダーを植え替えるには?

冬越ししたラベンダーは、桜の咲く頃から新芽を伸ばし始めます。根の動きも活発になるので植え替えによる傷みも少ないでしょう。肥料もこの時期に、リン酸分多めの緩効性化成肥料を施します。

鉢植えの場合

容易に移動できて便利ですが、成長に合わせて鉢を大きくしていきます。

  • 1

    今の鉢よりひとまわり大きな鉢を用意します。用土 は、火山れき(日高砂・桐生砂など)8割、ビートモス2割を混ぜ合わせます。

  • 2

    根鉢(根が鉢の形に巻いていること)になっているときは、通気性を良くする為に根鉢の底に割り箸などをさしこみ、
    2〜6ヶ所穴を開けます。2割ほど古い根を取り除き、鉢底に用土を入れてください。

  • 3

    ラベンダーを新しい鉢に入れ、鉢と根鉢の間に用土を入れて隙間ができないようにしっかりと手で押さえ、肥料を10gほど押し込んで水をやります。

  • 4

    1週間ほど明るい日陰で管理してから、日当りの良い場所に置いてください。

鉢植えの場合は、火山れき8割、ビートモス2割を混ぜ合わせます。古い根を2割ほど取り除き、鉢の隣に化学肥料をいれます。

地植えの場合

日当り、風通しが良く、水はけの良い場所に植えます。
株の間隔は70cmほど必要です。

  • 1

    弱酸性〜中性の土俵を好みますので、植える1週間ほど前に苦土石灰を1㎡当たり100〜150g施し、深く耕してください。水はけを良くするために火山れきを1㎡当たり20ℓ、ビートモスを6〜8ℓ混ぜます。

  • 2

    梅雨のある地方では、植え付け場所を10cmくらい高く盛り上げてください。

  • 3

    鉢が入るくらいの大きさの穴を掘り、肥料を10gほど施し、水をたっぷりと入れてください。鉢から根鉢を崩さないように株を取り出し、植え付けて隙間に土を入れます。深植え、浅植えだと枯れてしまいます。根付いてしまえば、水はりは必要ありません。

  • 4

    雨水がたまらないように、ラベンダーの周りに溝を掘り、水が流れるようにしてください。

地植えの場合は、雨水がたまらないようにラベンダーの周りに溝を掘り、水が流れるようにしてください。化学肥料は鉢の下にいれてください。

ラベンダーを増やすには?

ラベンダーを増やすには、種を採り増やす方法と、さし木で増やす方法があります。
ラベンダーは発芽率があまり高くないため、挿し木で増やす方法が一般的です。

種まきの方法

ラベンダーの種皮は硬く、発芽までに時間がかかることがあります。さらに芽が出てから花が咲くまでに2〜3年かかります。また種ごとに育ち方や花色に違いが生じることがあります。
種まきの時期は、桜の咲く頃が適期です。清潔な土に等間隔になるように種をまき、隠れるくらいの土をかけ、軽く押さえます。種が流れないように水をやり、乾かさないように管理すれば2週間ほどで芽が出てきます。遅ければ2ヶ月くらいかかることもあります。

さし木の場合は、芽から10chmくらいの位置をカッターで斜めに切り、葉を下から5cmくらいの位置まで取り除き、一晩水あげをしましょう。

さし木の方法

桜の咲く頃に芽から10cmくらいの位置をカッターで斜めに切り、葉を下から5cmくらいの位置まで取り除き、一晩水あげします。
湿らせた川砂や火山れきに穴を開けてから切り口を傷つけないようさし木します。半日陰で乾かさないように管理すれば1〜2ヶ月で根付きますが、動かさないようにしてください。

ラベンダー畑を作るには?

畑・花壇への定植は、植え付け前の下準備と、大きくなっても管理がしやすいように植え付けることが大切です。

植え付け場所

ラベンダーは水はけが良いところを好みますので、火山れきなどを混ぜ、
なるべく深く耕します。

ラベンダーの植え付けの際、隙間は最低でも縦横60cmほどの間隔を取ります。

間隔・畝(うね)立て

植え付けたときは隙間が大きく見えますが、2〜3年経つと大きくなりますので、最低でも縦横70cmほどの間隔をとります。長雨に備えて畝を立てると水はけが良くなります。1坪あたり16本くらいが目安です。苗木が小さいうちに30cmほどの間隔でも良いですが、大きくなれば間引きが必要です。

左から半年後、2年後、5年後のラベンダー畑の様子。

半年後・2年後・5年後

条件が良ければ、
ここまで大きくなります。

草取り

ラベンダーの大敵は、蒸れです。
草が生えてくると風通しが悪くなりますので、早めに草取りをします。