園芸講座 | 夏の管理方法について

ラベンダーの株を根元から見ておわん型に刈り取ります。

もともと地中海沿岸の乾いた気候が原産地のラベンダー。日本の蒸し暑い夏は、ちょっぴり苦手です。品種や地域によりますが、梅雨時期と開花が重なる為、ダメージを受けやすく、場合によっては枯れてしまいます。以下の方法でラベンダーを手助けしてください。
まず、花を刈り取るのが得策です。ドライフラワーにするのであれば2〜3分咲き程度で、見て楽しむ場合でも花が茶色くなってきたら刈り取ったほうが良いでしょう。このとき、刈り取る部分が重要ですので、絵を参考に刈り取って下さい。枯れ枝は取り除き、枯れ葉も手で軽くこするようにして落とします。梅雨に入ったら雨の当たらないところのほうが水管理をしやすいです。
鉢植えの場合、土の表面が乾いたら、下から水が出るようにたっぷりとやります。地植えの場合も、水がたまらないように溝を掘ったり、跳ねた雨水が葉裏につかないようにします。
梅雨が開けると急激に気温が上がりますので、寒冷紗などで遮光して下さい。このとき、風は通るようにします。鉢植えであれば、日当りの良い涼しい室内におきます。このとき、クーラー等の風が直接当たらないようにします。外に置く場合は、西日のあたらない土の上や棚の上に置いてください。コンクリートやアスファルトの上は灼けるので置かないでください。一回り大きな素焼き鉢に入れるのも良いでしょう。

こんな時はどうするの?

夏場にラベンダーが弱ってしまった例をあげていきます。 梅雨の長雨と、その後の暑さでラベンダーは弱っていますので、適切に管理して夏を乗り切ってください。ラベンダーは常緑樹なので、葉の色が黒や茶色になると弱っている証拠です。

植え替えをしたら弱ってきたのですが、どうすればよいのでしょうか?
半日陰の涼しいところや、クーラーのきいた室内の明るい窓際(冷風の直接あたらないところ)に置いて様子を見てください。また、花を刈り取って風通しがよくなるように剪定したり、下葉を触った時に葉が落ちるようでしたら落としてしまうのもひとつの方法です。ラベンダーの植え替えは、桜の咲くころまでに行います。植え替えにより根が傷みますので、暑い時期や花のついている時期に植え替えすると、ラベンダーは非常に弱ってしまいます。春ならば、多少根が傷んでもそれ以上に根が伸びますので、春まで鉢のままで管理してください。

葉が黒くなる原因はラベンダーが蒸れてしまっているためです。水やりは早朝にやりましょう。

葉が黒くなってきたのですが?
ラベンダーが蒸れてしまっているようです。暑い時期、日中に水をやると水が蒸発して葉が蒸れてしまいます。水やりは朝早い時期にやりましょう。雨が長く続くときは、軒下に取り込み、必要以上に水が鉢に入らないようにします。
葉が黄色くなってきたのですが?
葉の裏に虫と糸が付いているのですが?
乾燥しているところが好きなハダニが付いています。養分を吸っていますので、大量の水をかけて洗い流してください。また、薄めた牛乳を葉の裏にスプレーすると、ハダニはタンパク質に固められて死んでしまいます。